クロシロの学習バドミントンアカデミー

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バドミントンの練習メニューを作るとき指導者は何に注目して作るべきか?

 クロシロです。

バドミントン部の顧問になって

練習メニューをどうしたら良いか悩みませんか?
今回はメニューを作るときのコツやどう指示するべきなのかを紹介します。

 

 

 

メニューは出来る範囲で考えるべき?

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ここからは本当に勝ちたいと思っている学校に向けて書いていきます。

さて、練習メニューを一から考える時に

私は何を目標にしているのかを確認してからメニューを考えています。

 

メニューを考える時、これをさせたらキツイかなーと心配することはありませんか?

練習は試合に勝つためにどこを鍛えるべきか、

どういう状況で打てるようにならないといけない

など勉強と同じで目的を達成するための練習を意識するようにしましょう。

 

こまめに休憩を

昔だと休憩なしで練習してた人もいると思いますが

そんなことをしたら今では体罰に当たります。

 

昔と違って夏は熱中症のリスクが上がり、

冬は気温がかなり低くなってます。

 

夏場で休憩、給水の時間をとらないと

熱中症、脱水症状などがすぐに起きてしまって

最悪のことが起きてしまいます

夏はこまめに水分補給をとるようにしましょう。

 

冬場で暖かい格好で練習させないで最初から最後まで

半袖短パンで練習すると低体温商になって大変なことになります。

冬場はウォーミングアップを入念にこなして

体が冷えない対策を練習メニューの中に入れるようにしましょう。

指導者は部員、生徒の体調をしっかり考えてメニューを組み立てましょう。

 

キツイ練習を頑張らせる

理不尽な練習を推奨しているのではなく、

何故その練習が必要なのかを納得させてから

キツイ練習を徐々に取り入れるなどしましょう。


勉強でも同じことが言えると思いますが、

キツイ練習を頑張らせるためにはモチベーションを上げることが必須なのです!!

 

私も初めてコーチになった時にはキツイ練習に対して

「頑張れ」とは言ってましたが部員の心に響いていないなと気づき、

「ここで頑張らないでいつ頑張るんだ?」

と冗談交じりで言ってみたら言われた部員がキョトンとしてました。


そしたら冷たい人だったよう見られていた私でしたが

めっちゃ声かけられるようになり練習も頑張ってくれるようになりました!!

 

頑張ることと無理することは違う

いきなり「勉強時間を5時間やれ」と言われても無理ですよね・・・

練習も勉強と似ていて、

無理なことを要求せず出来ることを増やしていきましょう!!


特にトレーニングはどうしてもキツくなってしまいます。

私もトレーニングのメニューを考える時、

正直キツイですがあらかじめ、自分の体と相談して足が吊りそう、

肉離れが起きそうなど違和感を感じたらすぐ休むように言っています。

 

無茶をして一生背負っていく怪我をさせたら責任負うことは出来ないですよね?

部員のコンディションも見ながら練習を組んでいきましょう。

 

大会までの練習期間を把握する

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部活が出来る時間、日にちは数に限りがあります。

大会まで1か月や1週間になった時にどのようなメニューにすべきなのかを紹介します。

 

大会まで1か月

大会まで1か月になった時の練習メニューはノックやトレーニングに

特に力を入れます。つまり大会まで1か月の練習は量を重視します!!

 

それで大丈夫かと思うかもしれませんが

やりたいメニューより

やらなければならないメニューを優先させるようにしましょう!!

 

ダブルスの攻撃重視するノックやシングルスのフリーのノックなど

試合に近いような練習を多く私は取り入れています。

 

同じ練習をこなすだけでなく、ノックを出すポジションを真ん中、

右側や左側と日によって変えてみるなどして

あらゆる状況にも対応できるようにして

質が高くなった部員も実感してくれています!!

 

大会まで1週間

ここではより実戦に近い練習を多く取り入れます!!

量より質を重視です!!

 

部活ごとにパターン練習など呼び方は様々あると思うので当時、

私が行っていたキツイ練習をいくつか紹介します。

①シングルスの3対1

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①基本的にフリーに打ってよし。

ジャッジの基準はシングルスのコートで。

②1人5分交代で行い、1人はノータッチしたらその場で胸付きジャンプ5回。

3人の方はノータッチとミス(ネットに引っ掛ける)をしたら

連帯責任で3人その場で胸付きジャンプ5回。

 

この練習をしたことで打ったあと、

すぐに次の球に備えるスピードが上がりました!!

 

甘い球を出したらすぐに相手が打ってくることも体感できたので

シングルスの練習におすすめします!!

因みに、

当時の練習では社会人相手にひたすら1人で行い

多い時にはジャンプを合計して200回は超えてました・・・。

 

②ダブルス一点返し

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赤のポジション青のペアがひたすら攻撃をする。
黄色はラリーが止まったらサーブを上げる

 

①ダブルスのペアを3~4ペアで回していく

②赤はひたすらレシーブをして時には切り返しなどを行って翻弄しても良い。

③1回3~5分ほど行い1回目が終わったら赤と黄色はそのままで青のペアを交代。

 

基本的に全ダブルスの攻撃を受けるようにする。

一通り終えたらポジションを右から左に変えて同じことを行う。

 

この練習により攻撃する側は細かい箇所を狙う練習が出来、

レシーブする側は様々な場所にレシーブする練習にもなります。

これにより、攻撃するときに狙ったコースに打ったら

どんなふうに返球が来るか感覚的に分かってきました

 

大会までの練習中の声出しも

練習の雰囲気を上げるために必須なので声出しを促すなど行っていきましょう。

 

自分達で考えさせる

現代のトップアスリートのインタビューを聞いて共通しているなと思ったのは

自分でやろうと思ったことを実践して上手くいったことです。

 

プロの選手にもコーチがついていますが、

コーチが練習を提案するのではなく

自分で練習を提案して助言をする関係になっているのです。
私が中学校の時のコーチは指示してただこなすだけでした。

実際は、考えられた練習だったのでやりごたえは感じていました。


しかし、今の練習メニューには部員自身に何が足りないか?

そのためにどんな練習をしないといけないか?を考えさせることが必要なのです。


この時にやってはいけないことは自分から練習メニューを提案しないことです!

つまり、生徒がこの練習をしたいと言ってから練習メニューに助言をするなどして

生徒に考えることを辞めさせない工夫をしましょう。


今の部員に多いのはアドバイスをして当然でしょ?

と言わんばかりの態度になっていて

自分でどこが良くて駄目だったのかを考察しなくなっています。


考える力はバドミントンの試合でインターバル時に自分で対策を練ることができ、

監督やコーチなどの助言で更に対策を自分で考えることが出来ます!

 

練習中の雰囲気も大事

大会までの日数が短いと自然と声を出したり雰囲気が良いのですが、

大会までの期間が長いとどうしても気が緩んで

キツイ練習だと雰囲気が悪くなることはありませんか?

 

中高生などは最後の大会で負けて引退が決まった時、

あの時もっと頑張ってればよかった

と後悔することはありませんか?

 

実際、クロシロもそういう選手は沢山見てきました。

それで悔し涙流してると今頃後悔するな!と言います。

 

最後の大会で後悔させないために普段の練習で声を出したり

練習に集中するように毎回言うようにしてます。

 

雰囲気が良いと自然と体が動くようにもなります。

逆に雰囲気が悪いといつも通りの動きが出来ず

怪我につながることもあります。

 

声を出して当たり前を作っていくことも大事なので

メニューを作りながら

この練習で声を出してるか否かも見るようにしましょう。


まとめ

  • 練習はやりたいメニューでなくやらないといけないものを優先する!!
  • 出来る範囲で作成し徐々にレベルを上げていく!!
  • 目標としている大会までの練習日数からメニューを作成する!!
  • 自分達で考えてメニューを作ることも入れてみる!

 

私が実際にやっていたメニューからコーチになって気づいたことを紹介しました。

練習についてきてもらうには

部員との信頼関係が必要不可欠なので

積極的にコミュニケーションをとって部員達の心を徐々に開いていきましょう!!